セゾン現代美術館
![]() SEZON MUSEUM OF MODERN ART | |
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施設情報 | |
前身 | 高輪美術館 |
専門分野 | 現代美術 |
収蔵作品数 | 500点 |
館長 | 堤たか雄 |
事業主体 | 一般財団法人セゾン現代美術館 |
建物設計 | 菊竹清訓 |
延床面積 | 2,078m2 |
開館 | 1981年 |
所在地 |
〒389-0111![]() 長野県北佐久郡軽井沢町長倉芹ケ沢2140番地 |
位置 | 北緯36度22分11.3秒 東経138度34分50.8秒 / 北緯36.369806度 東経138.580778度座標: 北緯36度22分11.3秒 東経138度34分50.8秒 / 北緯36.369806度 東経138.580778度 |
外部リンク |
smma |
プロジェクト:GLAM |
セゾン現代美術館(セゾンげんだいびじゅつかん)は、長野県北佐久郡軽井沢町にある美術館。一般財団法人セゾン現代美術館が運営する。
概要
[編集]1962年に西武グループは、高輪プリンスホテル内に財団法人高輪美術館を開設し、堤康次郎の骨董コレクションを公開していた[1]。しかし、セゾングループのコレクションが充実してくると、これらの現代美術作品を独自の美術館活動として、常設展示したいとの機運が高まった[2]。そこで、西武百貨店の文化事業部が中心となって、1981年に軽井沢に新しく美術館を建設し、高輪美術館を軽井沢に移転した[2]。新しい美術館は軽井沢高輪美術館と命名され、セゾングループで蒐集した現代美術作品を展示した[2]。そのオープニングレセプションには、マルセル・デュシャン夫人やジョン・ケージらも出席している[3]。
1987年にセゾンコーポレーションが設立され、池袋の西武美術館と軽井沢高輪美術館はその管轄下に置かれた[2]。また同年には、財団法人セゾン文化財団が設立され、堤清二はセゾン各社が購入して軽井沢高輪美術館での展示にあてていた美術品を買い戻して、セゾン文化財団に寄付した[2]。
セゾン現代美術館に改称
[編集]1991年、軽井沢高輪美術館を財団法人セゾン現代美術館と改称し、セゾン文化財団から所蔵美術品の寄付を受け入れて独自の活動を開始した。日本では数少ない、現代美術コレクションを展示する専門美術館として運営されることになったのである[4][5]。
主な収蔵品には、ワシリー・カンディンスキー、パウル・クレー、ジャクスン・ポロック、マーク・ロスコ、アンゼルム・キーファー、フランチェスコ・クレメンテらの作品がある[6]。
開館から40年以上が経ち、施設が老朽化していることから、2023年11月1日から2026年夏までの予定で長期休館し、改修工事を行っている[7]。
施設
[編集]-
正門
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庭園
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カフェ・ヤマアラシ
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 由井, 田付 & 伊藤 2010, p. 219 - 220.
- ^ a b c d e 由井, 田付 & 伊藤 2010, p. 220.
- ^ “森の中の美術館”Google Arts & Culutre(作成 : セゾン現代美術館)
- ^ 由井, 田付 & 伊藤 2010, p. 221.
- ^ セゾン美術館 現代美術用語辞典ver.2.0 β版
- ^ コレクション セゾン現代美術館
- ^ “セゾン現代美術館長期休館のお知らせ”. セゾン現代美術館 (2023年10月31日). 2025年8月29日閲覧。
参考文献
[編集]- 由井常彦、田付茉莉子、伊藤修『セゾンの挫折と再生』山愛書院、2010年3月。ISBN 978-4434143137。
関連項目
[編集] ウィキメディア・コモンズには、セゾン現代美術館に関するカテゴリがあります。