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マーク・マグサヨ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マーク・マグサヨ
2021年
基本情報
本名 ジェセル・マーク・アラウラ・マグサヨ
通称 Magnifico(魔法使い)
階級 フェザー級
身長 168cm
リーチ 173cm
国籍 フィリピンの旗 フィリピン
誕生日 (1995-06-22) 1995年6月22日(30歳)
出身地 タクロバン
スタイル サウスポー
プロボクシング戦績
総試合数 26
勝ち 24
KO勝ち 16
敗け 2
無効試合 0
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マーク・マグサヨ(Mark Magsayo、1995年6月22日 - )は、フィリピンプロボクサータクロバン出身。元WBC世界フェザー級王者。

来歴

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2015年6月11日、セブのウォターフロント・ホテル・アンド・カジノでラファエル・レイエスとIBF世界フェザー級ユース王座決定戦を行い、5回2分29秒TKO勝ちを収め王座を獲得した[1]

2016年2月27日、ウォターフロント・ホテル・アンド・カジノでエドゥアルド・モントーヤとWBO世界フェザー級ユース王座決定戦を行い、10回3-0(97-92、100-89、99-90)の判定勝ちを収めIBFに続くユース王座を獲得した[2]

2016年4月23日、セブのセブ・シティ・スポーツ・コンプレックスでクリス・アバロスとWBOインターナショナルフェザー級王座決定戦を行い、6回1分55秒TKO勝ちを収め王座を獲得した[3]

2020年3月10日、所属していたALAプロモーションズが閉鎖された為マニー・パッキャオが擁するMPプロモーションズと契約した[4]

2021年8月21日、ラスベガスT-モバイル・アリーナフリオ・セハWBC世界フェザー級挑戦者決定戦を行い、ダウンの応酬の末に10回50秒KO勝ちを収め王者のゲーリー・ラッセル・ジュニアへの挑戦権を獲得した[5]

2022年1月22日、アトランティックシティボルガタ・ホテル・カジノ・アンド・スパ英語版内ボルガタ・イベント・センターでWBC世界フェザー級王者ゲーリー・ラッセル・ジュニアとWBC世界同級タイトルマッチを行い、12回2-0(115-113×2、114-114)の判定勝ちを収め王座を獲得した[6]

2022年7月9日、サンアントニオアラモドームで元WBC世界スーパーバンタム級王者でWBC世界フェザー級1位のレイ・バルガスとWBC世界同級タイトルマッチを行うも、12回1-2(112-115×2、114-113)の判定負けを喫し初防衛に失敗、王座から陥落した[7]

2023年3月4日、トヨタ・アリーナでWBC世界フェザー級王者レイ・バルガスが王座を保持したままWBC世界スーパーフェザー級王座へ挑戦することに伴いWBC世界フェザー級1位のブランドン・フィゲロアとWBC世界同級暫定王座決定戦を行うも、12回0-3の判定負けを喫し暫定での王座返り咲きに失敗した[8]。この試合でフィゲロアは50万ドル(約6600万円)、マグサヨは30万ドル(約3900万円)のファイトマネーを稼いだ[9]

2025年10月29日、ケソン市アラネタ・コロシアムスリラー・イン・マニラ50周年記念興行のメインイベントとしてWBC世界スーパーフェザー級2位のマイケル・マグネッシとWBC世界同級挑戦者決定戦を行う予定。

戦績

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  • プロボクシング:30戦 28勝 (15KO) 2敗
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2013年5月25日 1R 2:09 KO メルトン・サンダル フィリピンの旗 フィリピン プロデビュー戦
2 2013年7月13日 1R 1:55 TKO ジャムジャム・ウンゴン フィリピンの旗 フィリピン
3 2013年9月24日 12R 判定3-0 ジョン・レイ・メリジェン フィリピンの旗 フィリピン
4 2013年9月26日 1R 2:40 KO ハギビス・キノネス フィリピンの旗 フィリピン
5 2014年3月1日 6R 0:56 TKO ロイ・スマガト フィリピンの旗 フィリピン
6 2014年5月10日 4R 判定3-0 ヒュク・タク・ジョー 大韓民国の旗 韓国
7 2014年7月26日 6R 2:36 TKO エルネスト・タタ・フォンタニーリャ フィリピンの旗 フィリピン
8 2014年8月9日 1R 1:37 TKO ジェシー・トゥヨール フィリピンの旗 フィリピン
9 2014年11月15日 2R TKO ムーン・サン・ジョン 大韓民国の旗 韓国
10 2015年3月7日 5R 2:19 TKO スクプラサード・ポンピタック タイ王国の旗 タイ
11 2015年7月11日 5R 2:29 TKO ラファエル・レイエス メキシコの旗 メキシコ IBFユースフェザー級王座決定戦
12 2015年7月11日 1R 2:00 KO ヤードリー・スアレス  キューバ IBFユース防衛1
13 2016年2月27日 10R 判定3-0 エドゥアルド・モントーヤ メキシコの旗 メキシコ WBOユースフェザー級王座決定戦
14 2016年4月23日 6R TKO クリス・アバロス アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 WBOインターナショナルフェザー級王座決定戦
15 2016年9月24日 12R 判定3-0 ラミロ・ロブレス メキシコの旗 メキシコ WBOインターナショナル防衛1
16 2017年4月29日 1R 2:05 TKO イッサ・ナンペペチェ タンザニアの旗 タンザニア
17 2017年7月8日 1R 1:45 TKO ダニエル・ディアス ニカラグアの旗 ニカラグア WBOインターナショナル防衛2
18 2017年11月25日 12R 判定3-0 林翔太 日本の旗 日本 WBOインターナショナル防衛3
19 2019年4月12日 4R 2:00 KO エリック・デストロイヤー インドネシアの旗 インドネシア
20 2019年8月29日 12R 判定3-0 パンヤ・ウトック タイ王国の旗 タイ WBC-ABCOフェザー級王座決定戦
21 2020年10月3日 10R 判定2-1 リゴベルト・エルモシージョ メキシコの旗 メキシコ
22 2021年4月10日 4R 0:48 TKO パブロ・クルス メキシコの旗 メキシコ
23 2021年8月21日 10R 2:33 KO フリオ・セハ メキシコの旗 メキシコ WBOインターナショナルフェザー級王座決定戦
24 2022年1月22日 12R 判定2-0 ゲイリー・ラッセル・ジュニア アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 WBCフェザー級タイトルマッチ
25 2022年7月9日 12R 判定1-2 レイ・バルガス メキシコの旗 メキシコ WBC陥落
26 2023年3月4日 12R 判定0-3 ブランドン・フィゲロア アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 WBC暫定フェザー級タイトルマッチ
27 2023年12月9日 3R 1:13 KO アイザック・アベラール メキシコの旗 メキシコ
28 2024年6月15日 10R 判定3-0 エドゥアルド・ラミレス メキシコの旗 メキシコ WBAインターコンチネンタルスーパーフェザー級王座決定戦
29 2024年12月14日 2R 0:28 KO ブライアン・メルカド メキシコの旗 メキシコ
30 2025年7月19日 10R 判定3-0 ホルヘ・マタ メキシコの旗 メキシコ WBCコンチネンタルアメリカスーパーフェザー級王座決定戦
31 2025年10月29日 マイケル・マグネッシ イタリアの旗 イタリア WBC世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦
試合前
テンプレート

獲得タイトル

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表彰

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脚注

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  1. ^ MAGSAYO OVERCOMES FIRST BIG TEST WITH MAGNIFICENT 5TH ROUND KO OF MEXICO?S RUGGED RAFAEL REYES”. philboxing.com. 2021年9月24日閲覧。
  2. ^ Pagara, Magsayo batter overmatched opponents to remain undefeated”. rappler.com. 2021年9月24日閲覧。
  3. ^ Mark Magsayo knocks out Chris Avalos in Donaire-Bedak undercard”. digitaljournal.com. 2021年9月24日閲覧。
  4. ^ Mark Magsayo Inks Deal With Manny Pacquiao's MP Promotion”. Boxing Scene.com. 2020年3月10日閲覧。
  5. ^ Julio Ceja: I'm Mad About Rigondeaux, Figueroa Fights; Motivated To Knock Out Magsayo”. Boxing Scene.com. 2021年8月21日閲覧。
  6. ^ Mark Magsayo Shocks Gary Russell Jr. With Majority Decision, Wins WBC Title”. Boxing Scene.com. 2022年1月23日閲覧。
  7. ^ Rey Vargas Gets Off The Floor To Decision Mark Magsayo, Wins WBC Title”. BoxingScene. 2022年7月10日閲覧。
  8. ^ Brandon Figueroa Decisions Mark Magsayo in War of Wills, Captures Interim-WBC Title”. Boxing Scene.com (2023年3月4日). 2023年3月6日閲覧。
  9. ^ Notebook: Figueroa, Magsayo expect fight of the year candidate”. Dan Rafael (2023年3月4日). 2023年4月4日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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前王者
ゲーリー・ラッセル・ジュニア
WBC世界フェザー級王者

2022年1月22日 - 2022年7月9日

次王者
レイ・バルガス