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君をのせて (沢田研二の曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「君をのせて」
沢田研二シングル
B面 恋から愛へ
リリース
規格 7インチシングル
録音 1971年
日本の旗 日本
ジャンル 歌謡曲
時間
レーベル ポリドールK.K.
作詞 岩谷時子
作曲 宮川泰
チャート最高順位
沢田研二 シングル 年表
君をのせて
(1971年)
許されない愛
1972年
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君をのせて」(きみをのせて)は、沢田研二のソロデビューシングル1971年11月1日ポリドールK.K.(現・ユニバーサルミュージック)から発売された。英題は「My Boat For You」(マイ・ボート・フォー・ユー)。

ザ・タイガースPYGを経て発売された沢田のソロデビュー作品である。

解説

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作詞は岩谷時子、作曲は宮川泰である。このコンビは、遥かに下って1998年のアルバム『第六感』まで実現しない。

合歓ポピュラー・フェスティバル参加曲。

1972年9月29日に公開された、天地真理主演の松竹映画『虹をわたって』には、天地の相手役として出演した沢田がこの楽曲を歌唱するシーンがある。本人曰く「『OH! ギャル』の次に嫌いな曲」と挙げていた時期もあったが、[要出典]作曲した宮川は自身の最高傑作のひとつに挙げている。また、沢田と親交のあった久世光彦(当時:TBSプロデューサー。後に独立してKANOXを設立)は「これは男同士の友情の歌だ」と絶賛している。その久世は本曲をモチーフにして『七人の刑事』(TBS)にて栗本薫に脚本を依頼し、沢田と内田裕也をゲストにして「哀しきチェイサー」(1978年11月24日放送)を制作している[1]

NHK衛星第2テレビジョンで放送されたテレビ番組『沢田研二の寒中御見舞~獅子奮迅ワンマンショー』(2001年2月2日放送)において、「時の過ぎゆくままに」「コバルトの季節の中で」とともに自身の好きな曲として挙げている。

1990年には「君をのせて 1990 version」として沢田の楽曲としては珍しくリメイクが施され、今井美樹が出演していたホンダ・トゥデイ(初代モデルの660cc仕様車)のCMソングに使用された。このテイクは1996年のシングル「愛まで待てない」のC/W曲として収録されている。

収録曲

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  1. 君をのせて - MY BOAT FOR YOU
    作詞:岩谷時子、作曲:宮川泰、編曲:青木望
  2. 恋から愛へ - PASSION TO LOVE
    作詞・作曲:沢田研二、編曲:宮川泰

参加ミュージシャン

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  • ケニー・ウッド・オーケストラ

カバー

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君をのせて

脚注

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出典

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  1. ^ “久世光彦特集~沢田研二の「君をのせて」から生まれた伝説のテレビドラマ『哀しきチェイサー』”. TAP the POP. TAP the POP. 5 November 2015. p. 1. 2018年10月17日閲覧.
  2. ^ Inc, Natasha. “桑田佳祐、ブルーノート東京公演を新作の特典に完全収録(動画あり)”. 音楽ナタリー. 2024年6月13日閲覧。

関連項目

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