大念仏狂言
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大念仏狂言(だいねんぶつきょうげん)とは、融通念仏(大念仏)の中興者である円覚上人による念仏の教えを無言劇としたもの。
融通念仏は、摂津国の大念仏寺(大阪市平野区)を根本道場として良忍(聖応大師)によって始められたもので、その教えを広めるべく作られた念仏狂言。京都の清凉寺や壬生寺などで融通念仏が盛んになり、壬生寺や清凉寺、千本閻魔堂[1]、神泉苑には円覚上人による大念仏狂言が伝えられている。
脚注
[編集]- ^ 『ゑんま堂狂言、業火から復活 京都で千年伝わる民俗芸能、担い手不足や火災乗り越えて再起から50年』(戸田義雄) 2025/07/01 日本経済新聞 朝刊 44面
関連項目
[編集]関連文献
[編集]- 小泉順邦著『嵯峨大念仏狂言』(「かもがわ選書」8)(かもがわ出版、1991年) ISBN 4-87699-023-9