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宇都宮絵莉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
宇都宮絵莉
2017年アジア選手権にて
個人情報
生誕 (1993-04-11) 1993年4月11日(32歳)[1]
教育保育士
出身校園田学園女子大学
身長167 cm (5 ft 6 in)[2]
体重55 kg (121 lb)
スポーツ
日本の旗 日本
競技陸上競技
種目七種競技400mH
クラブ長谷川体育施設
引退2024年10月現役引退[3]
成績・タイトル
自己ベスト七種競技: 5821点 (2018年) 400mH: 56秒50 (2021年5月)

宇都宮 絵莉(うつのみや えり、1993年平成5年)4月11日 - )は、日本陸上競技選手である[4]。主に七種競技400mハードルの選手である。

自己ベスト

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  • 七種競技: 5821点(2018年)[5] - 記録更新当時、日本歴代3位。
  • 400mH: 56秒50(2021年5月、READY STEADY TOKYO[6] 。 - 記録更新当時、日本女子歴代6位。
  • 走幅跳: 6m14 (2011年、インターハイ)

経歴

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兵庫県加古川市出身。兵庫県の加古川市立平岡南中学校で陸上競技を始める[7]

高校は、園田学園高等学校。大学は、園田学園女子大学[6]

走幅跳で中学・高校で全国優勝[5]。2008年の全中、走幅跳で5m62(向い風0.1m)で1位[8]。2011年のインターハイでは6m14(追い風0.2m)で優勝[9][8]

大学では七種競技に転向[5]

2015年、中国で開催されたアジア選手権の七種競技では、5171点で、7位[10][9]

2016年、長谷川体育施設に入社[9]

2016年、日本選抜陸上和歌山大会の七種競技に出場し、5688点で自己ベストを更新し、2位となった[9]

2017年、第59回東日本実業団で、400mHと走幅跳に出場。58秒22で自己ベストを更新し、3位。走幅跳は、5m90で優勝[9]

2017年、インドで開催されたアジア選手権では、5586点で、5位になった[9][11]

2018年4月の東京混成競技大会、5821点で優勝。当時、日本歴代3位の点数となった[12]

2018年5月、木南道孝記念陸上競技大会の400mHで優勝。56秒84で、自己ベスト更新[12]

2018年8月〜9月に開催された2018年アジア競技大会の女子4×400mリレー、4×400mミックスリレー では5位になり[13]、女子400mハードルでは7位になった[14]

2018年6月、400mHで日本選手権で初優勝[15]。タイムは、57秒37[16]。連覇をかけた2019年6月の日本選手権は、ハードルを手で押してしまい失格[15]。2020年10月、2021年6月の日本選手権は2位にとどまった[15]

2020年9月、全日本実業団選手権の400mHで優勝。タイムは58秒12[17]

2021年、東京五輪テストイベントのREADY STEADY TOKYOの400mHで、56秒50をだし、優勝した。3年ぶりに自己記録を更新し、当時の日本女子歴代6位タイ記録となった[18]

2024年10月現役引退[3]国民スポーツ大会を最後の大会とした[19]。2025年3月31日、長谷川体育施設を退社[20]

人物

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大学と長谷川体育施設の後輩で2学年下の中島ひとみ(100mH)と仲が良い。同じ兵庫出身で、中島の中学時代から親しくしている[21]

好きな競技場は、神戸ユニバー記念競技場[5]

出典

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  1. ^ Eri UTSUNOMIYA | Profile”. World Athletes. 2021年4月7日閲覧。
  2. ^ 宇都宮 絵莉'”. Asian Games 2018. 2018年9月3日閲覧。
  3. ^ a b 本人のXアカウントのプロフィールより。2025年10月10日閲覧。
  4. ^ Eri UTSUNOMIYA | Profile”. World Athletes. 2021年4月7日閲覧。
  5. ^ a b c d 【陸上400mハードル】宇都宮絵莉(長谷川体育施設)「迷ったときは前に出ろ!」(2020年9月5日)
  6. ^ a b 宇都宮 絵莉:日本陸上競技連盟公式サイト - 2025年10月10日閲覧.
  7. ^ 1学期(平岡南中校長室より)|加古川市”. www.city.kakogawa.lg.jp. 2024年1月10日閲覧。
  8. ^ a b 【選手名鑑】宇都宮 絵莉 | 月陸Online|月刊陸上競技
  9. ^ a b c d e f 長谷川体育施設 陸上競技部(2017年9月)
  10. ^ JAAF. “第21回アジア陸上競技選手権大会 - 公益財団法人日本陸上競技連盟”. www.jaaf.or.jp. 2021年4月7日閲覧。
  11. ^ 第22回アジア陸上競技選手権大会:日本陸上競技連盟公式サイト - Japan Association of Athletics Federations”. 日本陸上競技連盟公式サイト. 2021年4月7日閲覧。
  12. ^ a b 宇都宮絵莉:7種競技+1で実力を発揮。東京五輪における「クイーン」の座を狙う
  13. ^ 第18回アジア競技大会(2018/ジャカルタ・パレンバン) - JOC”. 日本オリンピック委員会(JOC). 2021年4月7日閲覧。
  14. ^ ジャカルタ・パレンバンアジア競技大会2018 8月27日の競技結果 - JOC”. 日本オリンピック委員会(JOC). 2021年4月7日閲覧。
  15. ^ a b c 【陸上/400mハードル】 家族の支えを胸に再び前へ!宇都宮絵莉(長谷川体育施設)(2022年8月17日)
  16. ^ 【第102回日本選手権】女子400mH 1位 宇都宮絵莉選手(長谷川体育施設・兵庫)コメント:第102回 日本陸上競技選手権大会
  17. ^ 全日本実業団選手権大会|大会予定・結果|長谷川体育施設陸上競技部
  18. ^ 400mHで宇都宮絵莉が日本歴代6位タイの56秒50 「心動かされた」七種競技にも再び挑戦!/東京五輪テストイベント | 月陸Online|月刊陸上競技
  19. ^ 400メートル障害・宇都宮絵莉が引退へ「正直もう大満足」昨年の世界選手権に出場/陸上 - サンスポ
  20. ^ ご挨拶|ニュース|長谷川体育施設陸上競技部 (2025年3月31日)
  21. ^ 中島 ひとみ | TOKYO FORWARD 2025(2025年9月2日)

関連項目

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外部リンク

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