茨木秀俊
阪神タイガース #48 | |
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![]() 2023年4月22日 阪神甲子園球場 | |
基本情報 | |
国籍 |
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出身地 | 北海道札幌市 |
生年月日 | 2004年6月8日(21歳) |
身長 体重 |
182 cm 87 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2022年 ドラフト4位 |
初出場 | 2025年9月21日 |
年俸 | 500万円(2025年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
この表について
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茨木 秀俊(いばらぎ ひでとし、2004年6月8日[2]- )は、北海道札幌市出身[2]のプロ野球選手(投手)。右投右打[2]。阪神タイガース所属。
実弟は千葉ロッテマリーンズ所属の茨木佑太。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]小学校2年生の時に手稲ヤングスターズで野球を始め、札幌市立手稲中学校在学時は硬式野球のクラブチームである札幌東シニアでプレーしていた[2]。
地元の北海道を離れ、新潟の帝京長岡高等学校に進学した。自身の入学と同時に元プロ野球選手(投手)の芝草宇宙が監督に就任し、マンツーマンで指導を受けた結果、入学時は130km/hだった最速を147km/hまで伸ばした[2]。3年夏はエースとして新潟県大会決勝まで勝ち上がり、日本文理と対戦。相手エース田中晴也との延長11回に及ぶ投手戦の末、サヨナラ負けを喫した[3][4]。3年間で甲子園大会出場はなし。
2022年9月12日にプロ志望届を提出[5]。その後10月20日に行われたドラフト会議にて、阪神タイガースから4位指名を受け[2]、11月24日、契約金4000万円、年俸500万円で入団に合意した(金額は推定)[6]。背番号は48[7]。
阪神時代
[編集]2023年はウエスタン・リーグで12試合に登板。3勝3敗、防御率6.57という成績だった[8]。
2024年は同期入団で同級生の門別啓人とともに春季キャンプを一軍で迎えたが、開幕は二軍スタートだった[9]。ウエスタン・リーグでは先発ローテーションに定着し、22試合に登板して7勝4敗、完投1、防御率3.64という成績だったが、一軍昇格とはならなかった[9][10]。オフに、ベースボール・マガジン社から「ビッグホープ賞」を受賞した[10][11]。
2025年も一軍メンバーの帯同する宜野座からキャンプをスタートするも、キャンプ中に上半身のコンディション不良を発症し戦線を離脱。リハビリを続け、7月5日に中継ぎとして実戦に復帰した[12]。同月9日には二軍でシーズン初先発を果たすと[13]、チーム優勝決定後の9月21日にプロ初となる一軍昇格。同日の対東京ヤクルトスワローズ戦(明治神宮野球場)でプロ初登板を果たした(2回無失点)[14]。
投球スタイル
[編集]最速150km/hのストレートと[15]、縦横2種類のスライダー、チェンジアップが武器で、西勇輝を目標としている[2][16]。
詳細情報
[編集]記録
[編集]初記録
[編集]- 投手記録
- 初登板:2025年9月21日、対東京ヤクルトスワローズ23回戦(明治神宮野球場)、6回裏に3番手で救援登板、2回無失点[17]
- 初奪三振:2025年9月27日、対中日ドラゴンズ24回戦(阪神甲子園球場)、9回表に森駿太から見逃し三振[18]
背番号
[編集]- 48(2023年[7] - )
登場曲
[編集]- 「We are the one」DOBERMAN INFINITY(2023年 - )
脚注
[編集]- ^ 「阪神 - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2024年11月13日閲覧。
- ^ a b c d e f g 「阪神ドラ4茨木 目指すは西勇 元日本ハム・芝草監督の教えで大きく成長」『デイリースポーツ』2022年10月21日。2022年10月22日閲覧。
- ^ 「日本文理・田中、緊迫の投手戦演じた巧投 奮起した仲間がサヨナラ打」『朝日新聞デジタル』2022年7月28日。2022年10月22日閲覧。
- ^ 「阪神・茨木 低め意識で7回0封「自分も早く1軍で」高校時代ライバル!ロッテ・田中晴のプロ初星に刺激」『デイリースポーツ』2024年7月5日。2024年7月9日閲覧。
- ^ 「2022年|プロ野球志望届提出者一覧|公益財団法人日本高等学校野球連盟」『公益財団法人日本高等学校野球連盟』。2022年10月22日閲覧。
- ^ 「【阪神】ドラ4右腕・茨木秀俊が仮契約 目標は最多勝&155キロ「すごい打者と対戦して自分を高めて」」『スポーツ報知』2022年11月24日。2024年12月15日閲覧。
- ^ a b 「2023年度新人選手入団発表会」『阪神タイガース公式サイト』2022年12月12日。2024年12月15日閲覧。
- ^ 「2023年度 阪神タイガース 個人投手成績(ウエスタン・リーグ)」『NPB.jp 日本野球機構』。2025年2月28日閲覧。
- ^ a b 邨田直人「【鳴尾浜通信】阪神・茨木秀俊、3年目の飛躍目指す 藤川監督にも「聞いていきたい」」『サンスポ』2024年10月24日。2025年2月28日閲覧。
- ^ a b 「<『ビッグホープ賞』受賞者インタビュー>阪神・茨木秀俊 概念にとらわれず「来年こそはしっかりと一軍で先発として活躍することだけ考えて、やっていきたい」」『週刊ベースボールONLINE』2024年12月7日。2025年2月28日閲覧。
- ^ 「「NPB AWARDS 2024」表彰式について」『阪神タイガース公式サイト』2024年11月26日。2025年2月28日閲覧。
- ^ “阪神・茨木秀俊 ケガの功名でフォーム改善 同学年・門別の活躍刺激「自分も割って入らないと」 - スポニチ Sponichi Annex 野球”. スポニチ Sponichi Annex. 2025年9月25日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2025年7月9日). “【スタメン発表】阪神2軍は茨木秀俊が今季初先発 上半身のコンディション不良から復帰”. サンスポ. 2025年9月25日閲覧。
- ^ 松井清員. “【阪神】茨木秀俊「強気で」プロ初登板で中断も生かし2回無失点 今春の離脱は後悔も前を向き… - プロ野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2025年9月25日閲覧。
- ^ 「【鳴尾浜通信】阪神・茨木秀俊が凱旋登板で150キロの大台到達 「0で抑えられたのはいい姿を見せられた」」『サンケイスポーツ』2024年3月7日。2024年7月9日閲覧。
- ^ 「阪神4位 帝京長岡・茨木秀俊 元日本ハムの芝草監督指導で球速15ロアップ、最速147キロ右腕」『デイリースポーツ』2022年10月20日。2022年10月22日閲覧。
- ^ “【阪神】21歳の茨木秀俊がデビュー 恩師は「SSコンビ」元ハム名投手 - プロ野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2025年9月21日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2025年9月27日). “阪神・茨木秀俊が緊急甲子園初登板”. サンスポ. 2025年9月27日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 個人年度別成績 茨木秀俊 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)
- 選手プロフィール - 阪神タイガース公式サイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
- 茨木秀俊 (@iba_tg.48) - Instagram