宮城県道・福島県道107号赤井畑国見線
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宮城県道・福島県道107号赤井畑国見線(みやぎけんどう・ふくしまけんどう107ごう あかいはたくにみせん)は、宮城県白石市から福島県伊達郡国見町に至る一般県道である。
路線概要
[編集]- 起点:白石市小原字赤井畑(宮城県道46号白石国見線(旧国道113号)交点)
- 終点:国見町藤田字一丁田(国見町役場入口交差点・国道4号交点)
- 総延長:- km(宮城県区間:- km・福島県区間:8.011 km[1])
- 路線認定年月日:1958年3月31日(宮城県)、1959年8月31日(福島県)[3]
路線状況
[編集]起点からの約400メートルと国見町市街地を通る主要部分は舗装されている。しかし県境である山崎峠の前後は数キロメートルに渡って未舗装となり、分岐する林道との区別もつけにくい状態が続いている。白石市小原地内には当県道で唯一となる七里沢隧道が有るものの、老朽化が著しく通行には危険を伴う。そのためもあり特に隧道周辺と山崎峠の間は事実上の廃道状態となっている。幅員狭小などの理由も含めて1992年(平成4年)以降この区間に通年通行止め規制がかけられており[2]、並行する県道46号線が迂回路となっている。特に宮城県側では改良済み区間が全くない[2]など、劣悪な路線状況となっている。
歴史
[編集]- 1958年(昭和33年)3月31日 - 宮城県側が一般県道13号「赤井畑国見線」として認定される。[4]
- 1959年(昭和34年)8月31日 - 福島県側が県道路線として認定される。[5]
- 1992年(平成4年)12月 - 落石崩落のおそれのため、宮城県側で県境付近のL=3,709.1mが通行止めとなる。[2]以降、現在に至るまで通行止めは解除されていない。
- 1993年(平成5年)10月19日 - 宮城県側で県道番号が決定[6]され、従前の一般県道13号から、県道107号に変更される。(12月1日より施行)
地理
[編集]冬期交通不能区間
[編集]- 福島県境~国見町石母田字柱田(5.1 km)[7]
道路施設
[編集]- 七里沢隧道
- 宮城県白石市小原地内にある宮城県唯一の素掘りの県道トンネル[2]。長さ110 m、高さ3.0 m。1953年(昭和28年)竣工は、宮城県管理のトンネルでは2番目に古いが、崩落の危険等のため通行止めとなっている。
- 山崎橋
- 全長:40.4m
- 幅員:9.9m
- 竣工:1970年[8]
- 国見町山崎字新田山、字上新田にて東北自動車道を渡る跨道橋である。
- 太田川橋
- 全長:16.6m
- 幅員:8.2m
- 竣工:1973年[9]
通過する自治体
[編集]交差する道路
[編集]- 白石市内
- 国見町内
- 国道4号・福島県道320号五十沢国見線(藤田字一丁田 終点)
沿線
[編集]令和3年度・12時間交通量
- 国見町藤田字南 - 1,122台
脚注
[編集]- ^ a b 道路現況(一般県道) - 福島県土木部
- ^ a b c d e 宮城県. “宮城県管理道路現況調書(みやぎの道路)”. 宮城県. 2025年9月4日閲覧。
- ^ 福島県路線図 - 福島県土木部
- ^ 昭和33年宮城県公報号外第7号宮城県告示第144号
- ^ 福島県路線図 - 福島県土木部
- ^ 宮城県公報第491号宮城県告示第1018号
- ^ 福島県の道路2018 - 福島県土木部
- ^ 令和3年度橋梁点検結果(地方公共団体) - 国土交通省
- ^ 令和4年度橋梁点検結果(地方公共団体) - 国土交通省
- ^ “令和3年度 全国道路・街路交通情勢調査”. www.mlit.go.jp. 2025年9月4日閲覧。